屋根の葺き替えは、家の維持管理において重要な一歩です。
特に、コスト面を重要視している方にとっては、屋根の葺き替えにかかる費用について知っておきたいですよね。
そこで、この記事では屋根の葺き替えの費用相場、屋根の葺き替えを行うタイミングについて紹介します。

□屋根の葺き替えにかかる費用とその要因

屋根の葺き替えにはさまざまな要因が関わってきます。
まずは、一戸建ての屋根葺き替えにかかる費用の相場を見てみましょう。

＊屋根材の種類

屋根材には瓦、スレート、ガルバリウム鋼板などがあり、それぞれ費用が異なります。
瓦の交換は約100万円から266万円、スレートの交換は約70万円から200万円、ガルバリウムへの葺き替えは約80万円から210万円が目安です。

＊工事内容の違い

撤去費用、下地補修費、防水シートの費用などが加わり、工事内容によって総額が変わります。
例えば、既存のスレート屋根材にアスベストが含まれている場合、アスベスト処理費用も別途必要になります。

＊追加費用

足場の設置費用や、諸経費・管理費も考慮する必要があります。
最終的な費用は、リフォーム会社に現地調査を依頼し、見積もりを取ることが重要です。

□屋根の葺き替えのタイミングはいつがいい？

屋根の葺き替えに適したタイミングはいつでしょうか。
ここでは、屋根の葺き替えを行う最適なタイミングについて見ていきましょう。

1:築年数によるタイミング

屋根材の種類にもよりますが、一般的には築20年から30年が経過したら、屋根の葺き替えを検討する時期と言えます。
屋根材には、スレート(コロニアル・カラーベスト)、セメント瓦、粘土瓦(和瓦・洋瓦)、トタンなどがあり、それぞれに耐用年数が異なります。

例えば、粘土瓦は60年から80年の耐用年数を持ちますが、それ以外の多くの素材は20年から30年程度です。

しかし、耐用年数だけでなく、建物が置かれている環境による影響も考慮する必要があります。
海岸近くや雪が多い地域では、屋根材が予想以上に早く劣化することもあります。

2:劣化症状による判断

屋根の葺き替えタイミングは、劣化の兆候によっても決まります。
屋根全体のひび割れ、雨漏り、屋根表面の波打ち、コケの繁殖などは、すぐに専門家に相談するべきサインです。

また、風雪などの自然災害で屋根が損傷した場合も、葺き替えや修理のタイミングとなります。
特に、屋根の柔らかさやぐらつきが感じられる場合は、屋根材だけでなく、構造体への影響も考慮しなければなりません。

□まとめ

屋根の葺き替えの費用は、屋根材の種類や工事内容、追加費用によって変わります。
また、葺き替えのタイミングは、屋根材の耐用年数や劣化状態によって変化するので、自分の屋根はどうなのか、この記事を参考に確認してみてくださいね。