更新
雨樋の曲がり部分の仕組みとは?雨樋の種類や特徴も紹介!
家のメンテナンスについて考える際、見落としがちな部分として雨樋が挙げられます。
雨樋は家全体で見るとごく一部分でしかありませんが、メンテナンスを怠ると家全体の寿命にも関わります。
雨樋に関する知識をつけ、雨樋の交換が必要になった時でも適切なものが選べるようにしておきましょう。
今回は、雨樋の曲がり、種類と特徴について紹介していきます。
□雨樋の曲がりとは?
雨樋の曲がりとは、軒先が曲がっている場合に、軒を軒先に合わせて曲がらせるために使用するものです。
軒樋は直線のものしかなく、この曲がりという直角の連結装置を用いることで屋根の四隅でも軒樋を伸ばせます。
切妻や片流れの屋根では使用することがありません。
軒樋には前高タイプと平行タイプがあり、前高タイプには2種類あります。
曲がる角度は一般的には90度ですが、ものによっては45度のものやそれ以外の角度のものもあります。
□雨樋の種類と特徴について
雨樋を交換する際には、雨樋の素材や形状に関する特徴を知っておくことが重要です。
住んでいる地域やコストパフォーマンスで判断していく必要があります。
*素材による違い
雨樋の素材は主に4つあります。
素材ごとに耐久性と費用に違いが出てくるため、交換後のメンテナンスについても踏まえながら検討しましょう。
1.塩化ビニール樹脂
一般的に使用される塩化ビニール樹脂は軽量で低コストです。
しかし、経年劣化によるひび割れや変色のリスクには注意しましょう。
2.合成樹脂
塩化ビニールと似た特徴ではありますが、耐久性とコストが少し高くなっています。
3.ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板はやや高価ですが、耐久性が高いです。
軽量でさびにくいという特徴もあります。
4.銅
コストは高いですが、耐久性に優れています。
*形状の特徴
雨樋の形状は、流水量と直接関係しています。
1.角型・箱型
断面積が大きく、多量の雨水を効率よく流せますが、その分コストも高くなります。
降水量が多い地域におすすめの形状です。
2.丸形・半球型
最も一般的で、シンプルながらもその機能性は十分です。
3.特別な形状
豪雪地帯で使用される雨樋には、覆いがあるタイプのように特別仕様のものもあります。
□まとめ
雨樋の曲がりとは、直線のものしかない軒樋を軒先に合わせるために使われるものです。
また、雨樋は素材や形状によって種類があり、耐久性や費用に違いがあります。
費用が高くても耐久性が高ければその後のメンテナンスが少なく済み、コストパフォーマンスが高いことも考慮しておきましょう。
雨樋の交換が必要になった場合は、今回の知識を活用してみてください。