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雨樋固定の基本と注意点!金具の選び方から設置方法まで

雨樋の固定は、家を雨から守る上で非常に重要な役割を担っています。
DIYで家の修理や改善を行いたいと考えている方にとって、雨樋の固定方法を正しく理解することは、安全で効果的な施工を行うために不可欠です。
この記事では、雨樋の固定に必要な取り付け金具の種類や設置方法、そして施工時の注意点を解説していきます。

 

□雨樋の固定は取り付け金具が重要

 

雨樋を正しく固定するためには、専用の取り付け金具が必要です。
地域や雨樋の種類によって、適切な金具の種類や設置方法が異なります。
適切な金具を選んで正しく設置しないと、雨樋の変形や脱落、さらには雨漏りなどのトラブルが発生する可能性があります。

 

*取り付け金具の種類

 

雨樋の取り付け金具は、素材や形状、設置方法によってさまざまな種類があります。
主な種類としては、以下のようなものがあります。

 

1:打ち込みタイプ

たるきや鼻隠しの木材に金具の先端を打ち込んで固定するタイプです。
施工が簡単ですが、木材の強度によっては金具が抜け落ちる可能性があります。

 

2:正面打ちタイプ

鼻隠しに金具をビスで固定するタイプです。
施工が簡単で、打ち込みタイプに比べて金具が抜け落ちるリスクが低いです。

 

3:横打ちタイプ

たるきの側面に金具をビスで固定するタイプです。
金具が抜け落ちるリスクが最も低いですが、施工には多少の技術が必要です。

 

*金具の選び方

 

金具を選ぶ際には、以下の点を考慮する必要があります。

 

1:雨樋の種類

雨樋の材質や形状によって、適合する金具の種類が異なります。

 

2:地域の環境

積雪量や風速などの地域環境によって、金具の強度や設置間隔が異なります。

 

3:建物の構造

建物の構造によって、金具の設置場所や方法が異なります。

 

*金具の設置間隔

 

金具の設置間隔は、雨樋の種類や地域の環境によって異なります。
適切な間隔で設置しないと、雨樋が変形したり脱落したりする可能性があります。
一般的には、軒樋の場合は30~50cm間隔、縦樋の場合は1~2m間隔で設置されます。

 

□雨樋の金具を設置する際の注意点

 

雨樋の金具を設置する際には、いくつかの注意点を守ることが重要です。
適切な方法で設置することで、雨樋の機能を長く維持し、雨漏りを防げます。

 

1:既存の穴へのコーキング

雨樋の金具を交換する際は、古い金具を外した際にできた穴にコーキングを塗布しましょう。
コーキングは、雨水が浸入するのを防ぎ、雨漏りを防ぐ効果があります。

 

2:軒樋金具の勾配

軒樋は、集水器に向かって勾配をつける必要があります。
勾配が不足していると、雨水が流れずに溜まってしまい、雨漏りの原因となります。
金具を設置する際には、適切な勾配になるように注意しましょう。

 

3:縦樋金具の設置位置

縦樋金具は、外壁のコーキング部分に設置しないようにしましょう。
コーキング部分は、外壁の防水性を保つ重要な部分です。
ここに穴を開けると、雨水が浸入しやすくなり、雨漏りの原因となります。

 

4:金具の強度

金具は、雨樋の重さや風の力に耐えられる強度が必要です。
安価な金具を使用すると、強度不足で破損する可能性があります。
信頼できるメーカーの金具を使用し、適切な設置方法で施工しましょう。

 

□まとめ

 

雨樋の固定は、家の雨漏り防止に欠かせないものです。
この記事では、雨樋の固定に必要な取り付け金具の種類、選び方、設置方法、そして施工時の注意点について解説しました。
DIYで雨樋の固定を行う際は、これらの情報を参考に、安全で効果的な施工を行いましょう。
適切な金具を選び、正しい方法で設置することで、雨樋の機能を長く維持し、家を雨から守れます。

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